一般信用クロス時の配当金と配当調整金

配当金と配当調整金 優待クロス
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こんばんは^^、しゅうです。

時々頂く質問で、記事で書いたような気がしてましたが、
見当たらないので(探し方が下手?)、書きます。

 

 

一般信用クロス時の配当金と配当調整金

一般信用でクロスして優待を頂くときの話です。

配当の権利もあるときがあります。

配当が100円で、1,000株クロスの場合、

配当金100,000円が入り、配当調整金100,000円が取られます。

ここで、そのまま、相殺できれば問題ないのですが、

そのままでは、相殺できず、源泉税(20.315%)(2018年1月現在)

を取られて、入金されます。

ですので、

配当金79,685円(税引き後)が入り、配当調整金100,000円が取られます。

ですので、差し引き、20,315円損をすることになります。

ですが、

その時点での、特定口座通算損益がプラスであれば、

配当調整金の分、譲渡損が発生いたしますので、

最大、20.315%に相当する額、20,315円が還付されます。

ですので、

配当金:79,685円(税引き後)が入り、

配当調整金:100,000円が取られ、

還付金:20,315円が返ってきますので、トータル0になります。

特定口座通算損益がマイナスの場合、口座の設定によります。

「特定口座、源泉徴収あり、株式数比例配分方式(配当受入あり)」

にしておけば、

年末に配当を受け入れ、損益がマイナスですので、配当にかかっていた源泉徴収されている

税金の全額の還付が決まります。

実際に還付されるのは、翌年の第一か第二営業日です。(※証券会社によって異なります)

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口座の設定が違う場合は、確定申告を行うことで、還付されます。

ここは、逆に言えば、確定申告を行わないと、還付されませんので、

確定申告を行わない方が有利になる方の場合、

源泉徴収されている税金分はクロスコストになりますので、

ご注意ください。

コメント

  1. マックセブン より:

    しゅうさん
    丁寧な説明ありがとうございます。
    SBIのHPに調整金の事が書いてありましたので、お聞きしました。

    「配当金(現物と信用)受払いの差額」
    権利付き最終日の大引け時点でつなぎ売りをしている場合、現物については税金が差し引かれた配当金(配当金の約80%)を受取り、一般信用売り建玉については配当落ち調整(配当金の100%)金をお支払いいただきます。したがいまして、配当金の約20%の差額をお客さまにご負担いただくことになります。
    ※現物株式の配当金は、源泉税(20.315%)が差し引かれた金額で支払われます。
    ※一般信用売り取引の場合は、配当落ち調整金として配当金の100%をお支払いいただきます。
    ※権利付き最終売買日と権利落ち日をまたいで信用売建玉がある場合、権利落ち日に予想配当金相当額(予定配当調整金)をあらかじめ委託保証金現金から拘束させていただき、配当金が確定後に拘束金から支払いを行います。信用売建玉に対する支払予定配当金相当額合計(予定配当調整金合計)は、「口座管理」>「信用建余力」>「建余力・追加保証金」の「増担保・配当調整金」に表示させていただいております。

    いろいろありがとうございました。これで、金利+手数料で魅力のある銘柄を取っていきます。 しゅうさんのHPは優待取りするのに、大変役に立っております。 これからもよろしくお願いします。

  2. しゅう より:

    マックセブンさん、こんばんは^^。

    SBI証券のHPには、こんな事が書かれているのですね。

    配当金の約20%の差額が取られるとはっきり書かれているので、

    びっくりしちゃいますね。

    カブドットコム証券では、こう書かれています。

    https://kabucom.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/426/

    Q:
    ツナギ売り(現物保有+信用売建)を行った場合、配当金の支払いはどのようになりますか。

    A:
    現物株式の配当金は、源泉税(20.315%)を差し引かれた状態で支払われます。
    信用取引の配当落調整金は、制度信用と一般信用で異なります。

    ○一般信用取引(売り)の場合(配当落調整金100%)
    現物株式の税引き前の配当金と同額を配当落調整金としてお支払いただきます。

    ○制度信用取引の場合(配当落調整金84.685%)
    現物株式の税引き前の配当金相当額から15.315%の所得税相当額分を差引いた金額を配当落ち調整金としてお支払いただきます。

    配当金にかかる源泉税(20.315%)につきましては、確定申告することで譲渡損(配当落調整金の支払を含む)と損益通算することができます。
    なお特定口座(源泉徴収あり+配当受入あり)かつ配当金の自動受取(株式比例配分方式)を選択されている場合、現物株式の配当金と特定口座の譲渡損(配当調整金の支払いを含む)は自動的に損益通算され、現物株式の配当金にかかる税金が翌年1月に還付されます。

    ※一般信用取引(買い)の場合の配当落調整金は84.685%です。
    詳細は、【配当落調整金はどのように計算されるのですか?】をご参照ください。
    ※平成25年から平成49年までの25年間、所得税額に対して2.1%の復興特別所得税が上乗せされ、上記税率が適用されます。
    【証券税制】もご参照ください。

    ※権利確定日をまたいで売建玉を保有されていましても、配当落調整金相当額の金額の資金拘束は支払直前まで行われません。配当落調整金は、各銘柄の配当金の支払と同じタイミングで発生しますので、現金不足が発生しないよう事前に保証金現金残高の準備をお願いします。

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  4. マックセブン より:

    しゅうさん
    いろいろありがとうございます。

  5. しゅう より:

    マックセブンさん、こんばんは^^。

    どういたしまして^^。